どのお子さんも、小学校高学年頃から思春期を迎えます。
思春期は、身体・脳(心)が著しく変化し、発達を遂げる時期です。身体疾患においても、小児科からいきなり内科に切り替わるわけではなく、思春期に発生のピークがある疾患があります。
思春期は、身体・脳(心)が著しく変化し、発達を遂げる時期です。身体疾患においても、小児科からいきなり内科に切り替わるわけではなく、思春期に発生のピークがある疾患があります。
思春期に発症する疾患は、身体疾患でいえば、起立性調節障害、過敏性腸症候群などが有名です。特に、起立性調節障害では、朝の起床にトラブルを抱え、不登校との関連も多いことがわかっています。
いわゆる心身症という枠組みで紹介されることが多い疾患では、脳(心)と身体の不調和を伴うことが多いわけですが、身体の不調を緩和することで、心身の状態を良い方向に循環させる可能性を持っています。
同様に過敏性腸症候群も思春期に好発し、中学生の6%、高校生の14%にみられるといわれています。原因はまだ完全には明らかにされていませんが、腸管の感染アレルギーなどの病的過程だけでなく、遺伝的素因、ストレスや適応障害などの因子も絡み合っています。
このように思春期には思春期特有の疾患もあるため、当科では高校生くらいまでのお子さんも、身体疾患を含めて診させていただきたいと考えています。また、必要に応じて総合病院とも連携し、取り組んでまいります。
心理相談、思春期内科は、土曜日の午後の時間帯です。
初診の方は必ず電話でご予約をお取りください。